【経歴】 ゴロリ 何 これ ゴミ 話題のバズ動画・画像 #800
SNSで大バズり中の「ゴミ屋敷アート」とは?令和の若者が叫ぶノスタルジーの裏側
ゴロリ 何 これ ゴミ――かつてNHKの教育番組『つくってあそぼ』を観て育った世代なら、思わずニヤリとするか、あるいは困惑するかもしれない。今、日本のSNS上でこのフレーズが爆発的なトレンドワードとして急浮上している。
発端は、あるクリエイターが投稿した「ペットボトルと段ボールだけで作った現代アート」だった。あまりのクオリティの低さと、どこか愛嬌のある造形に対し、ネット民がゴロリ 何 これ ゴミとツッコミを入れたことで火がついたのだ。この現象は単なる悪ふざけを超え、消費社会への批評としてメディアでも取り上げられ始めている。
なぜ今?「つくってあそぼ」世代の逆襲とSNSミームの生態系

スマートフォンの画面をスクロールすれば、タイムラインを埋め尽くす奇妙なオブジェたち。牛乳パックにストローを突き刺しただけの何か、あるいはトイレットペーパーの芯をガムテープでぐるぐる巻きにした物体。それらの画像に添えられた一言が、かつての国民的番組のオマージュだ。1990年代から2010年代にかけて放送された『つくってあそぼ』。ワクワクさんとゴロリが身の回りの資材で工作を楽しむあの番組が、まさか2026年にこんな形でリバイバルするとは誰も予想していなかった。
流行の引き金は、あるインフルエンサーの失敗談だった。子供の夏休みの宿題を手伝うはずが、出来上がったのは見るも無残な「物体の塊」。自虐的に投稿されたその画像は瞬く間に拡散され、リプ欄は同世代の共感と爆笑で埋め尽くされた。
「ゴミ」と「アート」の境界線:Z世代が熱狂するチープシックな美学
![ゴロリ「ん?何これ?」×2 - 疑問に思った理由は?へのボケ[56143143] - ボケて(bokete)](https://d2dcan0armyq93.cloudfront.net/photo/odai/240/9613b4932c8d443df250871e8776b79f_240.jpg)
しかし、これは単なる懐古主義的なお遊びではない。若者たちの間では、あえて「ゴミに見えるもの」を作り、それを部屋に飾るインテリアスタイルが定着しつつある。大量生産・大量消費の時代に対するアンチテーゼなのか。それとも、単に完璧なデザインに飽きた反動か。
都内の美術大学に通う学生はこう語る。「既製品はどれも綺麗すぎる。でも、自分で作ったわけのわからないゴミのようなオブジェには、圧倒的な『生』の感覚があるんです」。完璧に整えられたインスタ映えの時代は終わり、今は「ダサさ」や「不格好さ」にこそ価値が見出されている。
フリマアプリで急増する「謎の創作物」取引の謎

このブームは実体経済にも影響を与え始めている。メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでは、一般人が作った「よくわからない工作」が数百円から、時には数千円で取引される事態が発生しているのだ。商品説明欄にはただ一言、「素材:段ボールと愛」とだけ書かれていることもある。
購入者の一人は、「デスクの上に置いておくと、仕事のストレスが和らぐ」と話す。デジタル社会で疲弊した脳が、アナログで無意味な立体物を求めている証拠かもしれない。もはや実用性などどうでもいいのだ。そこに「物語」があるかどうかが、現代の購買基準になっている。
ワクワクさんとゴロリが教えてくれた「創造性の本質」
私たちはいつから、失敗を恐れるようになったのだろう。番組の中でワクワクさんは、決して失敗を責めなかった。ハサミの使い方が下手でも、セロハンテープがぐちゃぐちゃになっても、それは新しい発見のプロセスだったはずだ。
今回のSNSトレンドは、大人たちが忘れてしまった「純粋な創作の喜び」を取り戻すためのセラピーなのかもしれない。綺麗に作らなければならない、という強迫観念からの解放。それこそが、この奇妙なムーブメントの本質にある。
2026年の消費トレンド:完璧さに疲れた人々が求める「不完全さの価値」
AIが完璧なイラストを描き、3Dプリンターが寸分の狂いもない製品を出力する時代。人間の手による「ブレ」や「失敗」は、今や希少価値を持つプレミアムな要素となった。企業もこの流れを無視できなくなっている。一部の家具メーカーでは、あえて職人がランダムに傷をつけた「未完成風」の製品がヒットしているという。
利便性を極限まで追求した社会の行き着く先が、この原点回帰なのは興味深い。手垢のついた表現だが、人間はやはり、少し抜けたところに愛着を感じる生き物なのだ。
エコか、それとも単なるゴミか?環境問題とエンタメの狭間で
一方で、冷ややかな視線も存在する。一部の環境保護団体からは、「アップサイクルと称して、結局はゴミを増やしているだけではないか」という懸念の声も上がっている。確かに、ブームが去った後に残されるのは、分別しづらい接着剤まみれのプラスチックや段ボールだ。
楽しむのは自由だが、最終的な処分のことまで考えるのが「令和のクリエイター」の責任だろう。ただのゴミにするか、それとも思い出の作品として残すか。その境界線は、私たちのモラルに委ねられている。 (出典: ゴロリ 何 これ ゴミ(Yahoo!ニュース))