ワクワクさんの現在と工作の秘密!ゴロリとの裏話から最新活動まで
わくわく さん つくっ て あそぼというフレーズを聞くだけで、黒縁メガネに赤いキャップ姿の男性と、大きな熊の男の子が繰り広げる工作の世界が脳裏に浮かぶ人は多いはずだ。日本放送協会(NHK)のNHK Eテレ(旧・教育テレビ)で長年にわたり放送され、日本中の子どもたちを夢中にさせた幼児向け教育エンターテインメントの金字塔である。
当時の教育テレビ放送業界に大きな革命をもたらしたこの番組だが、実は放映終了から時が流れた今でも、世代を超えて親しまれている。休日になると家庭でわくわく さん つくっ て あそぼの思い出を語り合いながら、身近な材料でハサミやのりを動かす親子の姿は決して珍しくない。
伝説の工作番組『つくってあそぼ』が日本の造形教育に与えた衝撃

身近にある紙コップやストロー、牛乳パックが、魔法のように動くおもちゃへと姿を変える——。1990年から2013年まで四半世紀近くにわたり放送された『つくってあそぼ』は、単なる子ども向け工作番組の枠を超え、日本の造形教育そのものに計り知れない影響を与えた。
既製品のおもちゃを買って与えるのとは違い、「自分で考え、自分の手で作り出し、遊ぶ」という体験。道具の正しい使い方や安全への配慮を教えつつ、子どもの創造性を爆発させる仕掛けが画面いっぱいに詰まっていた。
『つくってあそぼ』のワクワクさん(久保田雅人)の現在と工作の秘密

あの親しみやすいキャラクター、ワクワクさんを演じていたのはタレントの久保田雅人氏だ。現在も全国各地を飛び回り、子どもたちにモノづくりの楽しさを直接伝える工作ショーや講演活動をエネルギッシュに続けている。2026年現在もその情熱は少しも衰えていない。
彼が明かす「工作の秘密」は実にシンプルだ。失敗を恐れさせないこと。そして「できた!」という達成感をその場で味わわせることである。久保田氏が手掛ける工作は、複雑な道具を一切使わない。切る、折る、貼るという基本動作の組み合わせだけで、驚くほどダイナミックに動く仕掛けを生み出す技術は、長年の試行錯誤と子どもへの深い洞察から生まれた職人技と言える。
『できるかな』から継承されたNHK EテレのDNA

『つくってあそぼ』の前身にあたるのが、ノッポさんとゴン太くんでお馴染みだった伝説的番組『できるかな』である。しゃべらないノッポさんが身振り手振りで工作を見せるスタイルから一転、ワクワクさんとゴロリの軽妙な掛け合いトークを中心に据えた演出は、当時のNHKにおける大きな挑戦だった。
言葉による解説を加えたことで、子どもたちは作業の手順やアイデアの発想原理をより具体的に理解できるようになった。先代が築いた子ども番組の伝統を受け継ぎつつ、時代のニーズに合わせて進化した形である。
相棒・ゴロリとの伝説の裏話と放送終了後に明かされた撮影秘話
ワクワクさんと大人気の相棒・ゴロリ。二人の掛け合いは完璧な呼吸で見せるが、スタジオ撮影の舞台裏には知られざる苦労があった。放送終了後に明かされた秘話によると、ノーカットに近い状態で一発勝負の収録が行われることも多かったという。
本番中、万が一工作が上手く動かないハプニングが起きても、久保田氏とゴロリの着ぐるみ操演者・声優の見事なアドリブでピンチを笑いに変えて乗り切った。あのリアルで温かみのある空気感は、緻密な計算ではなく二人の圧倒的な信頼関係から生まれていたのだ。
YouTubeへと広がった舞台:公式チャンネルで楽しむ懐かしの工作動画
時代の変化とともに、ワクワクさんの活躍の場はテレビの枠を飛び出し、YouTubeをはじめとするデジタルプラットフォームへと拡大した。公式YouTubeチャンネルでは、かつてテレビの前で目を輝かせていた世代が親となり、自分の子どもと一緒に楽しめる工作動画が数多く配信されている。
スマートフォンやタブレットの画面越しであっても、あの軽快なトークとワクワクさせる工作の手さばきは変わらない。デジタル時代だからこそ、手を使って物理的なモノを作り上げるアナログな体験の価値が再評価されている。
2026年最新情報:全国の子供たちへ届ける幼児向け教育エンターテインメントの未来
2026年の現在、幼児向け教育エンターテインメントを取り巻く環境は多様化を極めている。しかし、どれほどテクノロジーが進化しようとも、子どもたちが自分の手で紙を切り、貼り合わせ、世界に一つだけの玩具を完成させたときに見せる輝く笑顔は変わらない。
久保田雅人氏が今なお全国の幼稚園やイベント会場、そしてオンラインを通じて発信し続けるメッセージは一つ。「工作に正解はない、楽しんだものが勝ち」。半世紀近く受け継がれてきた造形教育の精神は、これからも次の世代へと脈々と受け継がれていくはずだ。 (出典: わくわく さん つくっ て あそぼ(Yahoo!ニュース))