100均リコーダーの音質と実用性を徹底検証!学校授業で使える?
百 均 リコーダーは、単なる子どものおもちゃか、それとも学校の音楽授業でも十分に通用する実用的な楽器なのか。昨今、手軽に入手できるプラスチック製楽器のクオリティ向上がSNSや育児コミュニティの間で大きな話題を呼んでいる。
小学校の音楽教育(学校教育)において必須アイテムとされるソプラノリコーダーだが、予備や自宅練習用として家庭で百 均 リコーダーを導入するケースが急増している。文部科学省学習指導要領に基づく授業の現場で求められる音程や操作性をどこまで満たしているのか、実物を入手し取材を進めた。
ダイソー・セリア・キャンドゥの最新ラインナップ比較
現在、国内主要チェーンである株式会社大創産業(DAISO)、株式会社セリア(Seria)、株式会社キャンドゥ(Can Do)の店頭には、多彩な学具・玩具コーナーが展開されている。100円ショップ(百均)で販売されているリコーダーの多くは、ジャーマン式(ドイツ式)の指穴配置を採用したABC樹脂(プラスチック)製だ。
株式会社大創産業(DAISO)の製品は、しっかりとした肉厚の成形が特徴で、指穴の位置やエッジの処理が比較的滑らかに仕上げられている。一方、株式会社セリア(Seria)や株式会社キャンドゥ(Can Do)で扱われているモデルは、パステルカラーや透明スケルトンなど、子どもの所有欲をくすぐるデザイン性の高さが際立つ。いずれも税込110円という驚異的な価格設定でありながら、掃除用ジョイントやケースが付属する点には目を見張るものがある。
音質・音程・学校での実用性を徹底検証!専門家も驚いた意外な耐久性

ダイソーやセリアなどの100均リコーダーの音質・音程・学校での実用性を徹底検証したところ、予想を超える結果が得られた。木管楽器・吹奏楽の指導実績を持つ専門家に試奏を依頼したところ、「低音域から中音域にかけての発音は驚くほどクリアで、日常的な指使いの練習には十二分に対応できる」との評価が得られたのだ。
特に驚かされたのは、落としても割れにくい樹脂の意外な耐久性である。小学生が登下校時にランドセルへ雑に放り込んだり、床に落としたりする日常のラフな扱いにも耐えうる頑丈さを備えている。音程に関しては、基準音(A=440Hz〜442Hz)からの若干のズレが見られる個体もあるものの、個人練習用のトレーニングツールとしては驚異的なコスパを誇る。
ヤマハやAULOSなど老舗メーカーとの違いとピッチの壁

とはいえ、専門の楽器メーカー製と比較した場合、明確な違いも存在する。ヤマハ株式会社(YAMAHA)やトヤマ楽器製造株式会社(AULOS)が手掛ける学用品ソプラノリコーダーは、精密な金型設計と厳格なピッチ調整を経て出荷されている。管体内部のテーパー構造(テーパー角度)が綿密に計算されており、息の吹き込み量に応じた音程の安定感が抜群だ。
100均リコーダーの場合、高音域(2オクターブ目の「レ」以上)を出す際に、息のコントロールが非常にシビアになる傾向がある。また、合奏時に周囲と音程をぴったり合わせる「アンサンブル精度」においては、ヤマハ株式会社(YAMAHA)やトヤマ楽器製造株式会社(AULOS)などの定番メーカー品に一日の長がある。学校の合奏授業で全員のピッチを揃える場面では、少々苦戦するかもしれない。
サブ機としての活用法!自宅練習やパーツ紛失時のリスクヘッジ
では、100均リコーダーはどのようなシーンで最も真価を発揮するのか。答えは「自宅用の練習機」および「急なトラブル時の予備機」だ。学校に本番用のリコーダーを置き忘れてきた日の宿題消化や、指使い(運指)のパターンを体に叩き込むための反復練習には最適といえる。
また、小学生の保護者を悩ませる「唄口(吹き口)の紛失」や「破損」の際、代替品が手元に届くまでのピンチヒッターとして備蓄しておく活用法も合理的だ。本体全体を水洗いして消毒しやすいため、衛生面でのメンテナンスに気を遣う家庭にとっても扱いやすい。
購入時に絶対チェックすべきポイントと選び方の注意点
店頭で購入する際は、いくつか注意すべきチェックポイントがある。まず確認したいのが「指穴のバリ(成形時のプラスチックの出っ張り)」だ。バリが残っていると指で穴を完全に塞ぎきれず、正しい音が出ない原因になる。指で触れて滑らかかどうかを確認したい。
次に、「ジャーマン式」と「バロック式」の表記チェックだ。日本の小学校における音楽教育(学校教育)では、基本的に「ジャーマン式」が指定される。100均で流通している大半はジャーマン式だが、パッケージ裏面の仕様欄を必ず目視確認してからレジに持ち込むのが失敗を防ぐコツだ。 (出典: 百 均 リコーダー(Yahoo!ニュース))